問題解答
●さっそく解答です。社内製作したときは、以下のようになります。 売上高 ５，０００千円
変動費 ２，５００千円（５，０００千円×５０％）
減価償却費 ５００千円（５，０００千円/１０年）
人件費 １，０００千円
その他の経費 ３００千円
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
経常利益 ７００千円
●外注に出した場合は
売上高 ５，０００千円
変動費 ４，０００千円（５，０００千円×８０％）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
経常利益 １，０００千円
●それでは、外注が正解かというと、違いますよね。社内製作が正解です。社内製作した場合には、必要人件費が１，０００千円となっていますが、その下の※がミソです。当社はこの仕事を受注しても、新規採用者の６００千円の人件費が増えるだけです。
●そうすると
社内製作 外注
売上高 ５，０００千円 ５，０００千円
変動費 ２，５００千円 ４，０００千円
増加固定費 １，４００千円 ０千円
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
経常利益 １，１００千円 １，０００千円
●つまり、社内で配置転換した人件費４００千円は、この受注があってもなくても、負担しなくてはいけない費用なので、今回の意思決定からは除外しなくてはいけません。そういった費用を除外して増加する固定費のみで考えてみることです。
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