実践!管理会計
 

応用講座「現場の経営に活かすために!」

●損益分岐点や限界利益の考え方は、どのように自社の経営に役立てたらいいのでしょうか?

●まず過去三期分の財務諸表を用意して、損益計算書から変動損益計算書を作成してみましょう。そして財務諸表から計算される経営指標をチェックしてください。もちろん直前期だけではなく、過去三期分の指標から傾向値を把握することです。

●経営指標もいろいろありますが、まずチェックすべきは、以下の指標です。

  売上高
  限界利益率
  固定費
  損益分岐点売上高
  経営安全率(損益分岐点比率)

●自社の財務指標の傾向値を把握したら、同業他社の財務指標と比較してみましょう。同業他社の財務指標は、TKC財務諸表(BAST)などの中小企業データベースを利用するのがよろしいと思います。

●自社の傾向値と同業者比較から、自社の強みと弱みを把握することです。それから、売上高の増減による経常利益の予測が容易に出来る変動損益計算書を用いて、以下の切り口から、損益シュミュレーションをしてみます。

  売上高を上げる
  限界利益率を上げる(変動費率を下げる)
  固定費を下げる

●そこでは安易な固定費削減策よりも、新製品や新規得意先の開拓などにより増収策を、また付加価値のとれる商品の重点販売などによる増益策を、具体的な行動計画も含めて、考えることが大切です。

●数字にあまり強くない社長や経営幹部のかたも、身近な自社の数字から、実践することで、業績アップへの切り口がみえてくるはずです。ぜひ、読んだらすぐ実践、の気持ちでチャレンジしてください。

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