実践!管理会計 |
変動損益計算/損益分岐点編>変動損益計算>基礎講座 応用講座 問題演習 解答 |
応用講座「10%の値引きの意味するもの」●変動損益計算書では、製品価格を10%値引きした場合の経常利益も、簡単に試算することが出来ます。 チャレンジ問題で、製品価格を10%値引きした場合を計算しますと、 売上高5000×90%=4500 ●というように、製品価格を10%値引きした場合の経常利益は、0になります。 「ちょっと、まってください。」 ●売上高が減少すると、変動費も減少するということに頭をとられますと、このような誤りをおかします。製品価格を10%値引きするのであれば、製品数量は変わりませんので、その製造にかかる変動費も変わりません。つまり、変動費の金額は変わらす、変動費率が上昇する結果になります。 新変動費率=変動費2000/新売上高4500=44.4% ●変動費率が変化することを、理解していないと、値引きしても損益トントンと経営判断を誤ることになります。全製品10%値引きということは、あまり考えられませんが、製品別などでは、こういったケースは多いと思いますので、ご注意ください。
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