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売掛金回収サイト●前回は、資金繰り表とは?というテーマで、資金繰り表の仕組みや役割についてお話しました。資金繰り表は、次のようなものでしたね。 「月初現預金残高(前月繰越)」 ●そこで今回は、具体的に資金繰り表の作成方法についてお話します。資金繰り表の作成は、主に次の手順で行なわれます。 1.過去の売掛金回収率の調査 ●まずは、1.過去の売掛金回収率の調査から始めます。 売上は、現金売上によるもの、掛売上によるものに分類されます。また掛売上は、その回収を現金で回収するものと、手形で回収するものがあります。さらに手形にはサイトがあり、30日手形から長いものでは120日手形なんてものもあります。 つまり、売上高を回収条件から整理してみると 売上高100−現金売上30 になったとします。そうすると 現金売上は売上から回収までの日数は0日・・・30% ●ここまで皆さんの会社の売上の回収率を調べていただきたいのです。これに加え売上計画が決定すれば、入金のタイミングは予測可能です。例えば上記の会社の11月の売上予想が500万円だった場合は 11月 12月 1月 2月 ●またさらに12月の売上計画は600万円だった場合には 11月 12月 1月 2月 ●11月の売上は2月までに回収が完了し、12月売上は3月までに回収が完了します。このように毎月の売上計画と過去の売掛金回収実績をもとに、収入を予測していきます。 これが資金繰り表作成の第一歩です。 1.過去の売掛金回収率の調査 ●仕入の支払も、売掛金の回収に準じて上記のような支払計画を立てれば結構ですが、支払は自社の支払条件があるので、これに沿って資金繰りを立てていきます。 今回は資金繰り計画の策定の1.過去の売掛金回収率の調査を中心にお話しました。次回は手順の2.月別利益計画の作成や3.当月・翌月の資金予測についてお話したいと思います。
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